理事長所信


一般社団法人とだわらび青年会議所
第28代理事長 永島 直樹


■基本理念

希望が連鎖するまち「とだわらび」の創造

■スローガン

希信合縁(きしんあいえん)~希望がめぐり未来を動かす~

■基本方針

・子どもたちが自分の可能性と出会うきっかけをつくる

・信頼を原動力に、仲間と共に挑戦の輪を広げる

・仲間と心を結び、家族とも支え合いながら、温かな組織をつくる

・先輩諸兄姉との絆を深め、世代を超えて希望の縁をつなぐ

・広報の力で希望を社会へ広げる

■事業計画

青少年事業

拡大組織づくり事業

メンバー家族交流事業

先輩諸兄姉交流事業

広報事業

蕨市・戸田市・JCI・JCI 日本・関東地区協議会・埼玉ブロック協議会への出向協力・出向促

進並びに出向者支援

京都会議・サマーコンファレンス(横浜)・全国大会 (神戸) ・ASPAC(新潟)・世界会議(ク

ラーク)・関東地区大会(立川)・埼玉ブロック大会(越谷)への参加推進

【はじめに】

戸田市・蕨市。私にとってこのまちは原点であり、誇りです。ふるさと祭り、機まつり、花

火大会――子どもの頃、友達と駆け回り、地域の大人たちに見守られながら過ごした日々。

その一つひとつが、今の私の価値観や行動の軸を形づくってきました。今、社会は大きな変

化の中にあります。世界では争いや分断が続き、国内では孤立や格差が広がっています。人

と人との関係が薄れ、誰かを信じることや、自分の居場所を見失う若者も増えています。け

れど私は、人は「つながり」によって変わると信じています。誰かに信じてもらえた経験が、

人を立ち上がらせ、次の一歩を踏み出す力になる。私自身も、このまちの温かいつながりに支えられて今があります。その恩を次の世代へとつなぐために、2026 年度は“人とのつなが

りから希望を生み出し、それを社会へ広げていく一年”とします。その想いを込めて掲げた

のが、2026 年度スローガン「希信合縁」です。

【希信合縁(きしんあいえん)】

希信合縁という四文字は、私たちの一年を貫く“希望を生み出す力”を表しています。これら

は順番に流れていくものではなく、互いが同時に影響し合うことで大きな変化を生む“化学

変化”のような関係 です。希(青少年の希望)が動けば、信(仲間との信頼)が強まり、合

(心を結ぶ関係性)が深まることで、縁(先輩・地域とのつながり)がさらに力を持つ。逆

に、縁が強まれば希や信が育ち、合が希を支える。どれか一つだけでは大きな変化は起きず、

四つが互いを増幅させることで、希望が一気に広がっていきます。これが「希信合縁」の本

質であり、社会を動かす希望の化学反応です。それぞれの委員会や室が担当する一文字を軸

にしながらも、常に他の要素(希・信・合・縁)も意識して取り組むことで、一年を通して

大きな希望の広がりを創り出していきます。

【希 ― 青少年に希望の種をまく】

今の社会では、生まれた環境や子どもたちの個性によって、将来の選択肢に差が生まれてい

ます。挑戦する前に諦めてしまう子も少なくありません。だからこそ、私たちは「できた」

という実感を届けたい。自信は誰かに与えられるものではなく、「自分の力でできた」と感

じる瞬間から育まれます。押しつける支援ではなく、気づきのきっかけをつくる――それが

私たちの使命です。青少年事業では、子どもたちが自分の可能性と出会える体験を重ねて希

望の種をまきます。小さな成功が自信を生み、自信が挑戦を生み、挑戦が未来を拓く。その

“はじまりの希望”を生み出すことこそ、私たち青少年事業の使命であり、「希」が担う役割

です。

【信 ― 信じ合える仲間を集める】

拡大とは、単に人数を増やす活動ではありません。共に信じ合える仲間を見つけ、育ててい

くことこそが本質です。私たちが信じるのは、この組織の価値であり、仲間の可能性であり、

自分自身の力です。その信頼が広がることで、共に学び、挑戦し、支え合う輪が生まれます。

誰もが「やってみよう」と思える空気をつくる。そのために、まず自分たちが拡大を楽しみ、

仲間が増える喜びを全力で伝えていく。楽しさは、人を動かす最も強い力であり、楽しむこ

とで拡大を義務ではなく喜びに変え、「自分も誰かに紹介したい」と思える組織を目指しま

す。仲間が仲間を呼び、想いが想いをつないでいく。

そんな信頼の循環を生み出すことが、拡大事業の使命であり、「信」が担う役割です。

【合 ― 心を結び、共に歩む組織へ】どんなに理念が立派でも、メンバーの心が離れた組織には力は宿りません。活動が忙しくな

るほど、仲間との関係が形式的になりがちです。だからこそ、私たちは「心を結ぶ時間」を

大切にします。言葉を交わし、笑い合い、互いを理解し合う中で、本当の仲間が生まれます。

その温かいつながりが、挑戦の支えとなり、組織の強さになります。また、活動を支えてく

れる家族の存在も欠かせません。家庭の理解があるからこそ、安心して前に進める。家庭で

の支えが心の余白を生み、その余白が仲間との関係をより深いものにしてくれます。この一

年、仲間と、そして家族とも心を結び、互いを支え合える温かな組織を築いていくことが

LOM 支援事業の使命であり、「合」が担う役割です。

【縁 ― 世代を超えて希望をつなぐ】

私たちが今ここにいるのは、先輩諸兄姉が積み重ねてきた努力と情熱があるからです。その

歩みが、私たちの活動を支える土台となっています。しかし、時代の変化の中で、世代の間

に距離が生まれつつあるのも事実です。だからこそ今“縁”を深めることが大切です。私たち

は、先輩方との交流を通じて歴史を学び、想いを受け継ぎながら新しい挑戦を重ねます。受

け継ぐだけでなく、新しい価値を加えて次の世代へと渡していく。その積み重ねが、青年会

議所を未来へと導く力になります。過去から今へ、今から未来へ――その“縁の循環”が続く

限り、この組織は生き続けます。それこそが先輩諸兄姉事業の使命であり、「縁」が担う役

割です。

【広報 ― 希信合縁を伝播させる力】

青年会議所の運動は、一人ひとりの「やりたい」という想いから始まります。しかし、その

想いが社会に届かなければ、希望の連鎖は生まれません。広報は、理念を形にして社会へ伝

える架け橋です。私たちは、活動を通じて生まれる感動やつながりを発信し、地域の枠を越

えて共感を広げていきます。SNS や動画は手段にすぎません。大切なのは「誰が、どんな想

いで、なぜ伝えるのか」という“人の言葉”です。全員が自分の言葉で語り、想いを発信する。

その積み重ねが共感を呼び、共感がつながりを生み、つながりが新たな希望を生み出します。

それこそが広報の力です。

【希望の連鎖 ― まちを動かすエネルギーへ】

希信合縁が互いに作用し合い、まるで化学変化のように希望を増幅させていく時、そこに

「希望の連鎖」が生まれます。希望とは、誰かとつながる中で生まれるエネルギーであり、

四つの要素が重なり合うほどにその力は強くなります。 青少年に芽生えた小さな希望が、仲

間との信頼を強め、心を合わせる関係性がその希望を支え、先輩方との縁がそれら全てを後

押しする。ある一つの働きが他の要素に影響を与え、影響を受けながら、希望は加速度的に

広がり、まちを動かすエネルギーへと変わっていきます。この希望の化学変化こそが、まち

を動かす力になります。私たちはこの一年、四つの要素が相互に作用し合う希信合縁の仕組みを通じて、まちに希望のエネルギーが満ちていく状態をつくり出していきます。それこそ

が我々とだわらび青年会議所の使命であり、「希信合縁」が担う役割です。

【結びに】

青年会議所には、人の人生を変える力があります。仲間とぶつかり、語り合い、ときに涙し、

笑い合いながら過ごした日々が、今の私を形づくり、次の挑戦へと導いてくれました。2026

年、この一年を「変化の年」とします。誰よりも熱く、誰よりも真剣に、希信合縁という旗

のもとに挑戦を続けます。人と人との縁を信じ、支え合い、希望を伝え合う。その積み重ね

の先に、誰もが希望を持ち続けられる社会がきっと生まれる。私たちはその未来を信じ、希

望の連鎖を日本へ、そして世界へと広げてまいります