理事長メッセージ

山内智雄

基本理念

強さと活気溢れる「とだわらび」の創造

 

スローガン

成長と貢献~一流の経済人を目指して~

 

基本方針

1.地域を牽引する経済人となるための心構えや技術を身に付けよう
2.他団体と連携し、地域社会に貢献できる事業に挑戦しよう
3.情報共有を強化して会員のモチベーションを高めよう
4.率先して行動し、成長する組織となろう。

 

事業計画

1.強さと活気溢れるまちをつくるための委員会事業
2.とだわらび青年会議所発信となり、他団体との連携を強化しつつ、相乗効果を発揮して、地域の経済的活性とメンバーの育成となる委員会事業
3.LOMの運動の効果を高めるための広報事業
4.未来を担う青少年を育成する事業
5.自立した経済人となるための事業
6.会員拡大及びアカデミーメンバーの育成
7.全国大会を通じてLOMを活性化する事業
8.JCI・日本JC・関東地区協議会・埼玉ブロック協議会への出向協力並びに出向者支援
9.京都会議・サマーコンファレンス(横浜)・全国大会(埼玉中央)・ASPAC(ウランバートル)・世界会議(アムステルダム)への参加推進

 

 

~はじめに~

荒川の自然、宿場町に象徴される古い伝統を特徴とする蕨市・戸田市は近年の道路・鉄道の整備により都内へのアクセスも良くなり、働き盛りの子育て世代や都心部へ通勤する人たちを中心に人口や労働力も増加し、活力あるまちとして順調に発展してきた。そして1973年に蕨青年会議所、1974年に社団法人戸田青年会議所、そして1999年には二つの青年会議所が統合され社団法人とだわらび青年会議所が設立された。現在においても敬愛する先輩諸兄が築いてくださった伝統や地域社会に対しての実績・信用のもと私たちは豊かで潤いのあるまちを創造するために邁進し、現在に至る。昨今では大震災、景気の低迷、イギリスのEU離脱、高齢化、世界各国で起こる同時多発テロ等様々な問題が起こり、先行きが極めて不透明な時代になっている。先行きが不透明な時代に不安を感じ、将来を案じている人も多いだろう。そして物事がうまくいかないときは政治の責任・社会の責任・市場の責任などそれらの要因を外部や他人に求めることもあるのではないだろうか。しかしそのような先行きが不透明な時代であるからこそ、明確な夢や志を持ち、新たな挑戦をしていくことこそ青年である私たちが生きる道である。

 

【強さと活気溢れるまち】

蕨市・戸田市は伝統や歴史もあり、地理的・経済的にもあらゆる面で恵まれている。しかしその恩恵に胡坐をかいているといつか衰退してしまう。だから常に礼儀を尊び、他者を尊重し、自身の人格を磨き、なおかつ失敗を恐れず前進し、全ての人が常に世の中に貢献していると実感できるようになりたい。そして結果として経済的にも精神的にも充実し、満たされている「強さと活気溢れるまち」を創造する。そのために私たちは現状に満足することなく、世の中に貢献するために成長しなければいけない。

 

【成長と貢献】

成長とはこれまで出来なかったことが出来るようになること、新しい考え方や気づきを得ることである。そのことが組織や地域、ひいては日本全体の発展の為に必要な要素である。これまで世の中には多くの組織が生まれ、そして多くの組織が消えていった。100年以上たった今でも生き残っている組織もあれば僅かな時間で消えていった組織もある。その両者の大きな違いのひとつは「世の中のために貢献しようとしていたか、そのために成長できていたか」という点である。地域を活性化し、物心ともに豊かな社会を構築するにはこの貢献する喜びが必ず根っこになければならない。これがあるから夢、使命感、希望を持つことができ、それが目標へと変わるから、私たちは成長する。

【青年会議所の存在意義~成長の場として~】

私たち青年会議所のメンバーにとっても世の中に貢献したいという思いは大切だがそれをただ考えているだけでは絵に描いた餅である。それを実現するための知識や技術、経験、資本等が不可欠である。メンバーの大半の入会動機は、JCに入って仕事に繋げたい、スキルアップをしたい、友人やネットワークを増やしたいといったものではないだろうか。これらをよく考えてみると全て自分のためである。しかし私たちは運動を通じて、いつの間にかこの地域や人、組織の為にというように知らず知らずのうちに自分以外の何かに役に立ちたいという思いに変わっている人も多いと思う。つまり青年会議所は入会時の「今だけ、金だけ、自分だけ」という考え方を「自分の能力や時間を自分以外の人のために役立てたい」という価値観へ変えることが出来る唯一の青年団体である。その青年会議所の運動を発信しつつ、同志を増やし、地域社会の役に立つためにも知識・技術・経験等さまざまな分野において新たな成長が必要になる。常に今の世の中・地域の役に立つために何ができるかを考え実践してこそ、青年会議所の一員として運動する価値がある。

 

【強いまちの礎~子供を育成するための青少年育成事業~】

とだわらび青年会議所はこれまで多くの青少年に関する事業を行ってきた。しかし現代では学校教育において、他者を思いやる気持ちや社会のルールを遵守する重要性を十分に教え切れていない現状にある。また日本は週休二日やカリキュラムの過密化など制度が変わったことにより、時間の不足や学歴信仰の考えが優先され、政治や経済の仕組みについての教育も遅れている。終身雇用や年功序列制度も終焉を迎え、個人の生き方は多様化している。これまでのように国が手を差し伸べてくれることを期待していては、人としての成長や経済的にも格差が生じる。しかしこのような時代だからこそ他人を敬い、思いやることまたは世の中の仕組みについて学び、自分で判断し、率先して行動することが必要である。現在の学校ではそのような教育が不足しているが、だからこそ、私たち青年会議所が子供達に対して将来地域を牽引する経済人となるために、早い時期から人格の基礎、政治経済の仕組みや知識を身に付けるための事業を展開する。

 

【強いまちの育成~経済人としての成長~】

私たちは青年会議所の一員であると同時に大半は経営者、または経営者候補、個人事業主といった経済人である。地域を牽引していくためには他団体とのコンセンサスを得るためのコミュニケーションスキルや状況に応じた判断力、リーダーシップ、その他多くの知識・素養が不可欠であることは言うまでもない。まずは私たち自らが学び、成長し、行動していくためにも経済人として自己実現及び実際の業務や業績向上の役に立つことを学ぶ事業を行い、他者と深くかつ有意義な関係を築き、彼らの可能性を引き出すことができるリーダーを目指す。国や景気に頼るのではなく、常に原因を自分に求めて、地域を牽引するべく自立したかつ模範となる経済人になろう。

 

【同志を集める】

今後のとだわらびを支える仲間、共に事業を行い、地域発展を担う同志を集める拡大活動を行う。その同志は10人集まれば愚痴が出る、100人集まれば声になる、1000人集まれば力になるというように志が同じうするものが多く集まるほど大きな力になる。そのために「勧誘」ではなく「拡大」活動を強化する。勧誘とはとにかく入会者数だけを追い求め、入会後「釣った魚に餌を与えない」というように何のフォローアップもしないことを意味する。私たち目指すものは入会後メンバーに、同じ志を持ち、共に地域を発展させるパートナーとなってもらうためのフォローアップを徹底する「拡大」活動である。この拡大活動を強化し、同志を集め、一生付き合える仲間を作るサイクルができて初めて地域社会は発展する。

 

【強いまちの創造~とだわらび発信による地域貢献~】

蕨市・戸田市には多くの企業や団体が存在する。しかしその中には近年の長引く不況のためやむなく地域社会に貢献出来ず、利益だけをあげることに偏った活動をせざるを得ない企業や個人も存在する。しかしそのような「私的な成功」だけを求めていては一時的に結果を出し、繁栄するかもしれないが長続きはしない。このようなときだからこそ、自分たちを含め、全ての人や組織が幸せになれるという発想を基に、長期的に地域社会が繁栄するためWIN-WINの信頼関係をつくることが必要である。そのためにとだわらび青年会議所が率先して他団体と連携し、地域経済を活性化するための事業を行う。地域社会の繁栄は私たちの繁栄になって必ず返ってくる。私たちにとっても地元地域のあらゆる問題点や今後の課題の解決策を学ぶことで、自社の実務の改善などに活かし、経済人としての成長につながる。また本年度は公益社団法人日本青年会議所による埼玉中央青年会議所主管の全国大会が開催されることになっており、私たちは副主幹として運営に携わることになる。そこで埼玉県下30のLOMと連携するなかで、全国大会の意義を理解し、他のLOMの事業運営や運動に対しての取り組み方などあらゆる点を吸収し、今後の運動に活かすため積極的に全国大会に参加する。

 

~行動の裏に深いレベルで誠実と廉潔がなければ人生の大きなチャレンジに直面したとき、必ず真の動機が表面化し、短期的な成功の代わりに人間関係の決裂が生じるのである~  スティーブン・R・コヴィー

 

【組織運営~守りの専門家~】

様々な事業が展開される中で、その事業が「攻め」であれば必ずそれらを支える「守り」の存在が重要である。企業においてはどんなに売上だけが上がっても、その管理が杜撰であれば利益は損なわれ、いずれ衰退していく。青年会議所においても同様で、スムーズな運営の準備、備品の管理等の庶務を確実にこなす「守り」の専門家がなければ十分に会員は力を発揮できない。

またいくら魅力的な事業を行っていてもそれが発信されずにいては、私たちの存在意義は薄くなり、新たな同志も集まりにくくなるだろう。メンバーにおいても、情報共有が不足することで、運動に参加する機会も減る可能性が出てくる。そこで日々の運動における発信力を高めて、私たちの正しい情報を流すことで地域のつながりを深める役割を果たすための仕組みを構築する。運動の意義を正しく理解し、共感しくれる人たちはまちづくりにおける最高のパートナーになる。そのためにも情報の質と量を高めて発信し、地域が発展するための同志を多く集めたい。これは私たちが地域で活動してくうえで、重要な資産になるとともに、将来の青年会議所においても更なる発展の基礎となる。

 

【結びに】

長引く不況のため、多くの人が手法・技術のみで目先の利益をあげようと考えている。それは素晴らしいことだが、それが世の中の役に立っているかということまで考えが至っていない人も存在する。私たちは常に世の中や他人のために運動をしているだろうか?自分たちの自己満足のためだけの運動をおこなっていないだろうか?他人の役に立つ喜びを知り、そのために自分を成長させることほど楽しいことはない。青年会議所の一員として活動できるわずかな時間を決して無駄にすることなく、最後まで全力を尽くして最高のJCライフを共におくろう。

 

一般社団法人とだわらび青年会議所
第19代理事長  山内 智雄